仮福真琴の精神科医はうそだらけトップへ医者が書いた論文

ホーム > 精神医療の問題点 > 医者が書いた論文

mixiの中で『現代の精神医療』の問題点を取り上げた 市民の人権擁護の会サイクバスターさんの日記を、本人から許可を頂き転載しています。

医者が書いた論文 2008年05月17日23:18
(mixiのサイクバスターさんの日記から転載)

20世紀後半、日本ではかなり著名な精神科医が書いた、論文がある。

薬物療法によって、それはそれは素晴らしい治療効果が期待できると大絶賛です!!! 薬物のオンパレードです!!!

しかし、あれから10年、現状を見てみなさい!!!

いかに、科学的な証拠のない、いい加減な「希望的観測」であることか・・・。彼らには責任をとってもらわなければなりませんね。

****************************************************************
●わが国における向精神薬の現状と展望
―21世紀を目指して―
村 崎 光 邦
 20世紀も終ろうとしてようやく向精神薬の領域に新しい展開が見え始めている。5~10年海外からとり残され、遅れていた現状が21世紀早々に打開されようとしている。抗精神病薬ではquetiapine、olanzapineといった世界戦略的な非定型抗精神病薬が、またわが国独自のSDAとしてのperospironeが出てくる。同じくわが国独自のblenanserinも続いているし、さらにdopamine受容体のpartial agonistの aripiprazoleに世界の注意が集まっている。抗うつ薬でもSNRIの milnacipranが上市され、SSRIの paroxetineが承認を受けたし、SNRIの duloxetineと venlafaxineも続いている。抗不安薬は今は世界的に休止期にあるが、次の飛躍を目指して力を貯えている。睡眠薬ではBZ-ω1 受容体の選択的作動薬であるzolpidemが承認され、zaleplonも続いている。暗かった20世紀末も21世紀を目前にして明るさが見えつつある。今後も力の続く限り、新しい向精神薬を導入して、少しでも臨床の場に生かせるよう邁進したいものである。
Key words :atypical neuroleptics, dopamine partial agonist, SSRI, SNRI, BZ-ω1 receptor agonist

■特集 21世紀の精神科薬物療法 I

●双極性気分障害の薬物療法
江 原   嵩  渡 辺 昌 祐
 躁病急性期の治療においては、定型抗精神病薬が今後も継続して使用されるが、将来的にはclozapineなどの非定型抗精神病薬が臨床応用される可能性が高い。ただし、抗精神病薬治療は重症症状の見られる期間だけの投与にとどめ、lithium製剤やcarbamazepineなどへの速やかな変更が安全である。予防療法においては、lithium製剤とcarbamazepineに加え、valproateや clonazepamなどが用いられる場合も多くなるが、予防療法は極めて長期にわたるために無症候性副作用を含む系統的な安全性の検討が必要である。一方、lithium製剤あるいはcarbamazepineを基本的薬剤とし、難治性症例においては抗精神病薬・抗けいれん薬・benzodiazepine系薬剤・甲状腺ホルモンなどが補助的薬剤として用いられるであろうが、より有用性の高い基本的薬剤と補助的薬剤の組み合わせの判定法が確立されるであろう。

●新規抗うつ薬の展開
樋 口 輝 彦
 新規抗うつ薬の今後の展開について総説した。ゲノム創薬の時代を迎え、これからの新薬開発は大きな変化をみせることが予想される。しかし、現段階では研究が始まったばかりで、まだ具体的なプロダクトは紹介できない。ここでは従来の方法論に則った抗うつ薬開発の現況を概観した。SSRIが開発されて、抗うつ薬の新しいジャンルが広がったが、同時に関心はノルアドレナリンの関与にも向けられることになった。SSRIの次世代として開発されているSNRIやノルアドレナリン選択的再取り込み阻害薬などは、まさにこの流れの中から生まれた新規薬剤である。これまでの新規抗うつ薬の開発は主として前シナプスに作用点を持つものを中心に進められてきた。しかし、最近では直接後シナプスの受容体に作用する薬剤、さらに細胞内情報伝達系に作用する薬剤の開発に関心が持たれている。さらに、モノアミン系以外に作用点を持つSPアンタゴニストやCRFアンタゴニストなどの開発も始まり、抗うつ薬のレパートリーはいっそう広くなりつつある。

●不安障害治療薬の基本問題
黒 木 俊 秀  田 代 信 維
 今日の不安障害の薬物療法の基礎となる知見のほとんどは、概ね1950~70年代の30年間に得られたものであり、DSM-III(1980年)において、不安障害の診断分類が確立した後は、革新的な発見や概念は生まれていない。最近20年間における不安障害の治療の進歩は、実はそれまでに獲得されたものの発展の過程である。近年の生物学的研究は、各種の不安障害に特異的な異常を明らかにしようと試みているが、強迫性障害を例外とすれば、臨床上の治療薬は重なり合っているものが多い。SSRIをはじめとするいずれの薬物治療によっても、治療終了後の再発率は高く、効果の持続性では認知行動療法のほうが優れている。さらに薬物の日常的な使用は、抑うつと不安、生理的正常範囲内の不安と病的で過剰な不安との区別も曖昧にしている。21世紀では、治療研究における精神医学と心理学の緊密な連携により、これらの臨床的課題が解決されるよう期待される。


●痴呆の薬物療法
―抗痴呆薬の開発と臨床―
今 井 幸 充  北 村 世 都
 痴呆の薬物療法は、アルツハイマー病に対するアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬の登場により今まさに始まった。現在わが国では、塩酸ドネペジル(donepezil)が承認されているが、欧米をはじめ諸外国ではdonepezilの他にtacrine、rivastigmine、galanthamineの4剤が臨床で使われている。これらのAChE阻害薬は、アルツハイマー病の認知機能を多少改善し、また進行を約1年抑制し、行動障害にも有効であることが認められているが、痴呆を完全に改善し、その進行を止める力はなく、アルツハイマー病の治療薬としてやや力不足の感が否めない。しかし、臨床家がこれらの薬剤の薬効を十分に理解し、過度の期待を家族に抱かせず、同時に在宅介護を支援する態度で臨むのであれば、AChE阻害薬が治療に活かされるであろう。また近い将来、第2、第3世代の抗痴呆薬が開発されることが期待されるが、臨床では介護支援が重要であることには変わりない。

●外傷後ストレス障害(PTSD)の薬物療法
飛 鳥 井 望
 PTSDの薬物療法に関しては、これまでアドレナリン拮抗薬、三環系抗うつ薬、SSRI、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、carbamazepineや sodium valproateといった抗てんかん薬などが、それぞれに有効性を報告されてきたが、ランダム化比較試験により効果を証明された薬剤はまだ少ない。臨床的に使用頻度が高いと思われるベンゾジアゼピン系抗不安薬は実際上PTSDの再体験および回避/麻痺症状に対する効果は乏しい。現在第1選択薬とされるのはSSRIであり、再体験、回避/麻痺および覚醒亢進症状のすべてを軽減する。したがって薬物治療を要するPTSD患者では、まずSSRIの投与が推奨される。ただし投与開始前に本人と家族にPTSD症状や薬効に関する十分な心理教育をすることが必要である。衝動性や易怒性の顕著なケースでは抗てんかん薬が気分調整剤として有効な場合がある。PTSDに関する神経生物学的研究がさらに発展すれば、近い将来、PTSDに特異的な病態生理を標的とした新しい治療薬が生まれる可能性が出てくるであろう。


■原著論文

●アルツハイマー型痴呆患者を対象としたアセチルコリンエステラーゼ阻害薬E2020 0.5%細粒剤の一般臨床試験
―24週間オープン試験―
長谷川和夫  本 間   昭  武 田 雅 俊  今 井 幸 充
宇高不可思  西 村   健  亀 山 正 邦
 軽度及び中等度のアルツハイマー型痴呆に対するE2020 0.5%細粒剤の24週間投与(3mg/日を1週間投与後、5mg/日を23週間投与)による有効性、安全性をオープン試験にて検討した。その結果、PC解析において最終全般臨床症状評価の「改善」以上は34%、「軽度改善」以上は68%であった。また、最終時ADAS-Jcog得点変化、MENFIS得点変化、家族または介護者の印象では投与前と比較して有意な改善が認められた。ADAS-Jcog得点変化においてE2020(Aricept®)錠と同様の有効性が確認された。
 副作用の発現率は22%で、その程度は1例を除いて軽度~中等度であった。高度の副作用1例は不穏で、投与終了後消失した。治療を必要とするような臨床検査値の異常変動は認められなかった。
 以上の結果から、E2020 0.5%細粒剤は軽度及び中等度のアルツハイマー型痴呆に対して有用な薬剤であることが確認された。



●治療抵抗性精神分裂病に対するolanzapine長期投与時の臨床効果
小 山   司  井 上   猛  高 橋 義 人  中 江 義 孝
橋 本 博 介  岡 五百理  安 田 素 次
 過去の治療歴や試験開始時の状態から治療抵抗性と考えられた精神分裂病患者20例を対象に、olanzapineの有効性と安全性の検討を目的とし、24週間の長期投与試験とそれに続く継続投与試験(最長2年間)を実施した。主要評価項目である24週時の最終全般改善度において、患者の65.0%が中等度改善以上を示し、24週時のPANSS合計点は開始時に比して有意に減少した(p=0.001)。主な副作用として、眠気(45.0%)、不眠(40.0%)、アカシジア(25.0%)、体重増加(22.2%)などが認められたが、重篤な有害事象や死亡例は発現しなかった。24週時のAIMSにおける四肢の運動、不随意運動、総合判定の各合計点は開始時に比して有意に減少した(それぞれp=0.027、p=0.006、p=0.023)。したがって、治療抵抗性精神分裂病に対するolanzapineの長期投与が有効、かつ安全であることが示唆された。

●精神分裂病に対するフマル酸クエチアピンの臨床評価
―Haloperidolを対照薬とした二重盲検比較試験―
村 崎 光 邦  小 山   司  福 島   裕  町 山 幸 輝  山 内 俊 雄
融   道 男  八 木 剛 平  牛 島 定 信  上 島 国 利
 フマル酸クエチアピン(quetiapine fumarate、QTP)の精神分裂病に対する有効性および安全性を検討することを目的としてhaloperidol(HPD)を対照薬とした多施設二重盲検比較試験を実施した。解析対象例数(安全性評価例)は197例であり、その内訳はQTP群100例、HPD群97例であった。最終全般改善度を指標とした改善率はQTP群38%、HPD群26%であり、同等性(非劣性)が検証された。副作用発現率はQTP群67%、HPD群82%、錐体外路症状発現率はQTP群29%、HPD群64%であり、いずれもQTP群が有意に低率であった。また、プロラクチン値を両群とも投与前値に比し有意に低下させたが、その減少はQTP群で大きかった。
 以上の結果から、QTPは精神分裂病に対してHPDとほぼ同等の有効性を示し、安全性については、錐体外路症状の発現が少ないなどの特徴を有することが確認され、精神分裂病治療に有用であると考えられた。

他の日記

精神医療の問題点(サイクバスターさんの日記から転載)

Amazon.co.jpアソシエイト:薬 副作用 精神

売れている順 新刊順

:%E8%96%AC%E3%80%80%E5%89%AF%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%80%80%E7%B2%BE%E7%A5%9E :yakugai_  :3

関連ページ

スポンサード リンク

精神科セカンドオピニオン2―発達障害への気づきが診断と治療を変える (精神科セカンドオピニオン) は、セカンドオピニオンに相談に来た誤診誤治療のほとんどの人が発達障害だったという事例を、適正診断を目指す医療関係者の方々が執筆しています。

精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて は、誤診・誤治療・誤処方でひどい目にあった方たちの実録集です。精神科での誤診・誤治療は、一部ではなく大部分です。精神科に通っても症状が悪化している人は必見です。

仮福真琴と不甲斐ない夫との日々仮福真琴の掲示板デジットさんの生活便利サイト

2003-2008 Copyright © Makoto Karifuku All Rights Reserved.